小学生の子供を持つ保護者へ

  • 昔は「子供は風の子」といいました。つとめて屋外で友達と遊ばせてください。
    人工的な過度の冷暖房は子供の基礎体力を弱め、ひいては生命力を弱めることになりますから注意してください。
  • 子供のけんかは子供の成長のためにプラス面もあります。けんかそのものよりもその原因の善悪にこそ目をつけてください。
  • 食事作法を身につけさせてください。箸をつけたものは残さないようにすること。
    食べられない時は始めからそれを少なくして箸をつけるなど、自分で自分の始末ができるように心がけてください。
  • 学校の勉強は大切です。しかし、それ以外の時間 ― 友達と遊ぶ、読書、テレビを見るなど ― も大切にする親であってください。そして、子供にスポーツとか武道とかをさせ、全身でもって全力を尽くし、辛いことにも耐えて頑張る時を持たす親であってください。
  • 本を読むことは、食物でいえばよく噛(か)みしめて味わうことです。
    テレビやマンガは清涼飲料水のようなもので本当の力にはなりません。つとめて偉人伝などを読ませ、その内容を話させ、一心に聞く親であってください。
  • 学校であったこと、友達とのことなど、子供に一日のことを話させ、その目を見ながらその話を一心に聞く親であってください。
  • 反抗期は子供の成長の証拠です。大きくおおらかな心で子供の心を包んであげてください。
  • 金銭感覚を身につけさせてください。買って欲しいものを我慢させること、友達仲間でのお金の貸し借りなど十二分に心を配ってください。
  • 家事など、子供に手伝いをさせる親であってください。ここに社会人としての第一歩があるのですから。